マニアに支持されたロシア車のいま ソ連時代に誕生「ラーダ・ニーヴァ」中古車市場で値崩れ少ないわけ

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   日本に住む私たちが町中で見かけるクルマの大半は日本車か欧米車だ。近年は比亜迪(BYD)や現代自動車といった中国車や韓国車も走るが、ロシア製のクルマはほとんど見かけない。

  • ロシア製のクルマを日本国内で見かけることはほとんどない
    ロシア製のクルマを日本国内で見かけることはほとんどない
  • ラーダ・ニーヴァ
    ラーダ・ニーヴァ
  • ロシア製のクルマを日本国内で見かけることはほとんどない
  • ラーダ・ニーヴァ

ウクライナ侵攻で西側への輸出がストップ

   2022年のロシアのウクライナ侵攻とその後の西側諸国の経済制裁により、ロシアの自動車メーカーのクルマは、実質的に西側への輸出がストップした状態である。ウクライナ侵攻前は少数ながら旧ソ連やロシアのクルマが日本にも輸入され、一部マニアの熱烈な支持を得ていた。

   代表的なのは冷戦時代の1980年代から日本に輸入された「ラーダ・ニーヴァ」だ。ラーダはロシア最大の自動車メーカー「アフトワズ(AVTOVAZ)の国民車ブランドとして知られる。

   マニアックな存在としては、旧ソ連がルーツの「ウラル」というサイドカーも日本に正規輸入され、愛好者の支持を集めてきた。現在は米国企業がカザフスタンで生産し、日本に輸入している。往年のロシアの軍用サイドカーを連想させる。筆者もウラルを試乗したことがあるが、ラーダ・ニーヴァのように時代を超越した稀有な存在と感じた。

姉妹サイト