大盛況に終わった万博、大量発生の「ユスリカ」問題どうなった? 「6月以降はかなり少なく」対策のカギは【万博振り返り】

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   大盛況に終わった大坂・関西万博。2025年9月下旬から10月13日の閉幕日付近にかけては連日20万人以上が来場し、チケットの購入も困難になるほどだった。閉幕後は「万博ロス」の声も散見される。

   しかし、開幕前後には、会場における問題も取り沙汰された。今回はそのうちの、「ユスリカ問題」と「メタンガス問題」を振り返る。

  • 万博会場のミャクミャク
    万博会場のミャクミャク
  • パビリオンの明かりに群がるユスリカ(25年8月撮影)
    パビリオンの明かりに群がるユスリカ(25年8月撮影)
  • 大量発生時には大屋根リングに張り付くユスリカが話題になった
    大量発生時には大屋根リングに張り付くユスリカが話題になった
  • 万博会場のミャクミャク
  • パビリオンの明かりに群がるユスリカ(25年8月撮影)
  • 大量発生時には大屋根リングに張り付くユスリカが話題になった

虫がびっしりの写真も...5月にSNSで「大量発生」話題に

   ユスリカをめぐっては、5月中旬にSNSで虫が大量発生しているとする投稿が相次ぎ話題になった。大屋根リングの柱にびっしりと虫がついている写真や、虫が群れになって飛んでいる写真なども投稿された。

   万博を主催する日本国際博覧会協会(万博協会)は、5月20日のJ-CASTニュースの取材に、この状況を把握しているとし、殺虫剤や殺虫ライトで対策をしているほか、専門業者へ相談していると明かしていた。

   万博協会の発表によると、大量発生したのは「シオユスリカ」だ。淡水と海水が混じる「汽水域」で発生する虫で、海に隣接するウォータープラザ周辺が発生源になった。蚊とは異なり、「感染症を媒介する報告はなく、また、刺すこともありません」という。

   対策を講じた万博協会は5月26日に「ユスリカ等対策本部」を設置したほか、吉村洋文知事がアース製薬に協力を要請したと明らかにした。万博協会はそのほか、フマキラーや複数の企業が協力を申し出たことも明らかにしている。

   その後、万博でのユスリカの話題は下火になったが、どのような対策が行われ、状況はどのように変化したのだろうか。

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