「遺産はアイドルに寄付」高齢の母、「推し活」で300万円つぎ込む 衝撃とモヤモヤの遺品整理のリアル

推し活とお金、「想い」をどのように遺すのか

   「推し活」は年齢や性別を問わず広がっており、高齢者の孤独を和らげる大切な趣味でもある。しかし、金銭的な規模が大きくなると、相続時にトラブルの火種になりやすい。特定の目的で、お金を残す意向がある場合は、遺言書に明記する、もしくは、生前に信頼できる家族へ説明しておくことが必要だ。

   家族側も「趣味に使ったお金」と一括りにせず、その支出が本人にとって、どれほど意味を持っていたかを理解する視点が欠かせない。お金の使い方は、その人の生き方の表れでもある。

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