荒れる会見...斎藤元彦知事は「真摯に受け止め」「適正、適法」ばかり 外では「斎藤辞めろ」の声、混乱の1年

「なぜ抗議の声が?」「真摯に受け止めていくのが大事」

   斎藤知事の会見は、ほぼ毎週、県庁内の記者会見室で行われている。2025年4月頃から、その会見室近くにある歩道橋で「斎藤辞めろ」などと知事に辞職を求めるデモが行われるようになった。時に質疑応答の声が聞きづらくなるほど、記者会見室にデモの声が響き渡っている。

   8月6日の定例記者会見では、斎藤知事が記者の質問に「ちょっとごめんなさい、聞き取れない」などと聞き直す場面が目立った。記者から聞き取れない原因を問われると、斎藤知事は「それは説明できないです。聞き取りにくいというだけですので、もう一度言ってください」と具体的な説明を避け、「これ以上はお答え一緒になります」とぴしゃり。

   記者が、

「外部の抗議の声が大きくなっているからと推察するんですけれど、なぜ大きくなっているのか」

と質しても、斎藤知事は、

「私はさまざまな批判やご指摘というものに真摯に受け止めていくというのが大事」

と、かみ合わないやりとりが続いた。

姉妹サイト