2020年 11月 27日 (金)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち 
「武器で戦う用意ある」トランプ支持者の信念

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   「バイデン政権になり、共産主義が台頭したら、その時は武器を手に戦う用意ができている」――。「GOD GUNS AND TRUMP(神 銃 そしてトランプ)」と書かれたトレーナー姿で、「TRUMP 2020」の大旗を掲げた中年男性が言い放った。

   実はこれまでにも私は、同じ言葉をほかのトランプ支持者たちから、何度も聞いたことがある。今回の米大統領選は不正だと固く信じ、全米から首都ワシントンに集結したトランプ支持者たちの1日(2020年11月14日)を、前回「勝利を信じる『トランプ・ファイター』とは何者なのか」に続いて報告する。

  • ワシントンで大統領選の「不正」に抗議するデモに集まったトランプ支持者。中央後方に見える 合衆国議会議事堂に向かった(2020年11月14日、筆者撮影)
    ワシントンで大統領選の「不正」に抗議するデモに集まったトランプ支持者。中央後方に見える 合衆国議会議事堂に向かった(2020年11月14日、筆者撮影)
  • ワシントンで大統領選の「不正」に抗議するデモに集まったトランプ支持者。中央後方に見える 合衆国議会議事堂に向かった(2020年11月14日、筆者撮影)

ホワイトハウス前で民主党支持者と衝突

   米大統領選の「不正」を訴える抗議デモの朝、私は宿泊先のホテルからほど近い「Black Lives Matter Plaza(ブラック・ライブズ・マター・プラザ)」を歩いていた。ここは2ブロックの遊歩道で、黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警官に殺された事件の直後、黒人女性のミューリエル・バウザーム市長(民主党)がそう改名した。

   「BLMP」の突き当たりにある高さ2.1メートルのフェンスは、その直後に、抗議デモで人々が集まり、混乱が起きた時に立てられた。フェンスにはBLMを支持する人たちの手で、警官に殺された数多くの黒人たちの写真をはじめ、「Black Lives Matter」や「FUCK TRUMP」などのサインがびっしり貼られている。フェンスを守るかのように、その前にはいつも、若者を中心とする「BLM」運動支持者たちが座り込んでいる。

   フェンスの向こう、数百メートル先には、ホワイトハウスがある。でも、その全貌を眺めるためには、サインの隙間から覗くしかない。

   その朝、私の目の前で、トランプ支持の男性が「ホワイトハウスを見たい」とフェンスに貼られたサイン数枚をはがし始めた。

   フェンスの前に立ちはだかっていた人たちが、「ここから出ていけ!」「レイシスト!」「白人至上主義者!」と激しく非難。これ対してトランプ支持者は、「このフェンスは君たちのモノか。ここは公の場だろ」「ワシントンはアメリカの首都なんだ。俺たちがいて、なぜ悪い?」と応酬。緊張が高まり、警官らが駆けつけた。

   大統領選投票日(11月3日)に私がワシントン入りした際、テキサス州ダラスから訪れたトランプ支持の夫婦が、「神が私たち誰もを愛していること、私たち2人がトランプ大統領を支持していることを示すために、フェンスにサインを貼ったら、(BLMの人たちに)はがされてしまったのよ」と言っていたことを思い出した。

   この日、反トランプの人たちとの衝突は、街じゅうで起きた。これについては、次回の記事で触れる。

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